食彩の王国SP「中国・麺スペシャル」 テレビ朝日 (2010年1月9日)

『中国・麺スペシャル』
悠久の中国 麺のルーツを求めて! 西安から黄土高原へ


■ 麺食のふるさと
日本のうどんも、韓国の冷麺も、ベトナムのフォーも元を辿れば・・・行き着くのは中国!今回は麺のルーツを探るため、日本を飛び出して中国を訪れました。本場・中国には千種類以上の麺料理があるといわれ、形も食べ方もさまざま。中国人の食への飽くなき探究心から始まった「麺」の歴史に迫ります!


■世紀の大発見!
2005年、英科学誌に中国の遺跡で驚異の大発見があったと報じられました。なんと4000年前の麺が発掘されたのです!分析の結果、それは小麦ではなく雑穀で作られた麺でした。中国の荒涼たる大地・黄土高原にある村を訪ねると、小麦が育たない環境のため雑穀麺を食べる文化が今でも残っていました。「作物をつくるのは大変ですがここが自分たちの住む場所」と語る村人たち。厳しい大地だからこそ生まれた豊かな麺文化は、より美味しく食べたいと願う先人たちの知恵の結晶でした。

■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出      森田孝生

2010年世界の英知が語る 「未知なる脅威 ウイルス」NHK BS-hi(2010年1月1日)

NHK放送総局長賞 受賞作品

2009年4月、メキシコで新型インフルエンザが発生した。
瞬く間に全世界に広がり、今世紀初めてのパンデミック、
世界的大流行に発展した。

今回の新型インフルエンザを調査すると、
家畜の豚から移って来たことが分かった。

インフルエンザは、人獣共通感染のウイルス感染症。
あらゆる感染症の中で、最も伝播力が強く、毎年全世界で何万もの人が
このウイルスにかかって死亡している。

調査するうちに分かってきたことは、今回のウイルスは、
90年前に発生し全世界で4000万人の命を奪った
史上最悪のインフルエンザウイルスの末裔であることだった。

インフルエンザウイルスは、有史以来、人類にとって最も身近でありながら、
謎だらけの存在である。

このインフルエンザウイルスの謎に挑む世界の英知たちがいる。

アメリカ疾病対策センター所属 ナンシー・コックス。
オランダエラスムス大学教授 アルベルト・オスターハウス。
東京大学教授 河岡義裕。
東北大学大学院教授 押谷仁。

インフルエンザウイルス研究の世界的権威であるこの4人にインタビューし、
今回のパンデミックから、次にくるであろうさらなる危機や
ウイルスをめぐる様々な問題を語ってもらった。

そこには、貧困、環境破壊、バイオテロなど
これまで知らなかったインフルエンザウイルスを取り巻く問題が、
たくさんはらんでいた。

(90分)

食彩の王国「キンキ」 テレビ朝日 (2009年12月5日)

『キンキ』
~幸せを運ぶ〝赤い宝石〟キンキ~


■めでたい魚・キンキ

この時期、恋しいホッカホカの煮付け料理。
中でも料理人が絶賛するのが「キンキ」です。
とろーり濃厚な脂を蓄えたキンキは「赤い宝石」と呼ばれるほど美味 しい魚。
そんなキンキ、実は「キチジ(吉次)」が正式名称なんです。
朱赤色の体がめでたい吉兆である、という意味から名づけられたとか。
今、まさに旬を迎 えるキンキ。
今回は幸せを運ぶキンキの世界に迫ります。

■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出      金澤佑太

食彩の王国「さつまいも」 テレビ朝日 (2009年9月19日)

『さつまいも』
~天然スイーツ さつまいもの秋~

■秋の味覚の代表選手「さつまいも」

秋が香るこの時期、色鮮やかな「さつまいも」が旬を迎えます。
この季節にアツアツ・ホカホカの焼き芋は重宝されますよね。
口に広がる天然の甘みや、独特の ポクポク感が、
子供からお年寄りまでたくさんの人に愛される所以。
栄養満点でカロリーも低いので、女性にとっても強い味方です。
おかずからスイーツまで大 変身を見せる「さつまいも」。
その多彩な表情に、「さつまいも」のイメージが変わるかもしれません。

■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出      森田孝生

食彩の王国「かんぴょう」 テレビ朝日 (2009年8月15日)

『かんぴょう』
~ニッポン・夏の風物詩 お盆“かんぴょうの里”物語~


■風にそよぐ白き暖簾「かんぴょう」

お寿司の海苔巻きで御馴染みの「かんぴょう」。
シャキシャキした食感が楽しい、あの「かんぴょう」がどう作られるかご存知ですか?
原料である「夕顔の実」 の収穫は真夏に行われる風物詩。
それを削って干したのが「かんぴょう」です。
シュルシュルと軽快に削られた後に農家の庭先に白く干される姿は暖簾さなが ら。
目にも楽しい「かんぴょう作り」をご覧ください!

■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出      森田孝生

食彩の王国「ウニ」 テレビ朝日 (2009年7月4日)

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『ウニ』
~潮風そよぐ朝焼けの海 北海道・ウニ紀行~

■初夏の北海道は「ウニ王国」
今回の舞台は北海道。旬の美味を求めて、北の港町・小樽、絶景の宝庫・積丹を旅します。
初夏の北海道で、旬の味といえば「ウニ」。
濃厚な甘み、とろけるような食感、なんとも贅沢な口当たりの食べ物です。
地元・北海道では「生」でたべるだけにあらず、煮る、焼く、漬ける、と
様々に工夫して食べ継いできました。北海道は「ウニ料理」の王国でもあるのです。

■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出      森田孝生

食彩の王国「たまご」 テレビ朝日 (2009年5月9日)

■食卓の強い見方「たまご」
100年に1度といわれる経済危機。
そして、家計も火の車。
そこで頼りになるのが、栄養豊富でお手頃価格の「卵」です。
卵を使えばどの料理も優しく、芳醇な仕上がり。
日本にも世界にも、様々な卵料理が存在しています。
今回は、意外と知らない卵の活用術を、家庭料理からプロの技までお伝えします。
今こそ「卵」の魅力を再発見!

■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出      森田孝生

報道発ドキュメンタリ宣言スペシャル「昭和史最大のスクープ 川島芳子は生きていた!」」テレビ朝日(2009年4月13日)

清朝の王女でありながら、日本のスパイとなり、
戦後は「売国奴」として死刑を宣告された川島芳子。
その「処刑」から60年後の昨年11月、中国・長春に「川島芳子に育てられた」女性がいる、
とのニュースが飛び込んできました。
現地の報道によれば、芳子は替え玉を使って処刑をまぬがれ、「方おばあちゃん」として、
その後30年間も生き続けた、とか。
「ありえない・・・」との思いを抱きながらも、私たち取材スタッフはひとまず長春へ飛びました。

証言してくれたのは、画家の張鈺(ちょうぎょく)さん、41歳。
小さい頃、実の孫のように可愛がってくれた「方おばあちゃん」は、一体何者だったのか・・・。
その本当の身分を知ったのは、2004年末のことでした。
臨終を迎えた祖父が「方おばあちゃんは、実は川島芳子だったんだ・・・」との遺言を残して
この世を去ったのだといいます。
狐につままれたような面持ちの私たちの前で、張鈺さんの口から紡ぎだされる
晩年の「方おばあちゃん」のエピソード。
そして「芳子」につながる遺品の数々。

獅子像に隠された謎のメッセージは・・・・?
「李香蘭に渡して」と託されたレコードは・・・?

5ヶ月に渡る総力取材の結果、私たちは、「川島芳子は生きていた」と確信するに至りました。
事実は小説より奇なり。60年の時を越えて掘り起こされた「真実」の奥には、
小説や映画をも凌駕する、壮大な歴史ドラマが隠されていたのです・・・・。

■ディレクター  奥村健太  福沢めぐみ

食彩の王国「チーズ」 テレビ朝日 (2009年2月14日)

■究極の食材「チーズ」
世界には数千種類あるといわれる「チーズ」。
牛乳からチーズが出来上がるまでは、非常に手間がかかります。
中には数年かけて熟成させるものもあるほど。
そのまま食べれば、香りと甘味奥深い味わい。
料理に使えば、コクと旨味が引き出されます。
チーズは人類の英知が生んだ究極の食材です。

■ナレーション  薬師丸ひろ子
■演出       森田孝生

サムスンスペシャル「よみがえれ!シルクロードの輝き」BS朝日(2008年12月6日)

悠久の歴史が息づき、私たちを魅了してやまないシルクロード。

西のローマから長安、そして東の奈良までを結んだ9000キロの文明の道は、
貴重な文化遺産の宝庫でもあります。

しかし、その遺産たちの多くは今、人的被害や災害・風化などによって
崩落の危機にさらされています。

そこで、日本画家・平山郁夫氏の提唱によって始まった
「サムスン・シルクロード文化財保護フェローシップ」。

これは、日本・中国・韓国が協力し、シルクロードの文化財保護に携わる若手専門家を
5年間で100人育てようという壮大なプロジェクトです。

シルクロードの大地を舞台に始まった、
貴重な人類の文化遺産を未来に伝える活動に賭ける人々の熱い思いを追います。

■総監督    藤原道夫
■ディレクター 奥村健太 福沢めぐみ
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