BS朝日 – 皇室スペシャル キャサリン妃と美智子さま ~世界を変えた妃たちの物語~
今年7月、英王室はウィリアム王子とキャサリン妃の間に、第1子となる男児が誕生したと発表しました。ジョージ・アレクサンダー・ルイと命名された新王子はチャールズ皇太子、ウィリアム王子に次いで、王位継承順位第3位。未来の国王となる王子です。キャサリン妃は母乳で王子を育てていると言われており、さらに、ウィリアム王子も育児休暇を取得し、夫妻でキャサリン妃の実家であるミドルトン家に里帰りしました。これは英王室始まって以来のことです。
今回番組では、英国王室を現地徹底取材。キャサリン妃の生い立ち、その子育て方針を調べていくと、ある事実に気付かされます。「キャサリン妃のお手本は美智子さまだった」。民間から初めて皇太子妃として皇室に入った美智子さま。天皇陛下と美智子さまは、それまでの皇室の慣例にとらわれず、皇室の新たな姿を示してこられました。そんな美智子さまの歩みは、ヨーロッパ王室にも大きな影響を与えてきたのです。いわば、ヨーロッパ王室は日本の皇室の合わせ鏡のようなもの。日本の皇室の女性たちの物語、ヨーロッパ王室物語を秘蔵写真と発掘秘話でつづります。
去年、キャサリン妃の母、キャロル・ミドルトンさんが550万ユーロで購入したバークシャー地方の中心に位置する屋敷。7ヘクタールの土地に囲まれ、テニスコートや野外プール付きで7部屋もある立派なものです。キャサリン妃は出産後、ジョージ王子と6週間ほどここに滞在しています。キャロルさんが考える「プリンス」の育て方とはどんなものなのでしょうか?
また、それまでの英王室のしきたりに縛られず、できるだけ自分で、また母乳で子育てを行うなどしたダイアナ妃についても発掘秘話を紹介します。
民間から嫁いだキャサリン妃の生き方に強い影響を与えたのは、日本の皇室、なかでも美智子さまだと言われます。美智子さまが皇室として歩んでこられた54年の軌跡をたどると、常に新たな未来を切り開いてきたロイヤルファミリーの姿が浮かび上がります。美智子さまご自身も、その歩みの中では何人もの皇室の女性たちから多くのことを学んだと言います。昭憲皇太后、貞明皇后、そして香淳皇后。日本の皇室のあり方を大きく変革した女性たちの知られざる物語をひもときます。また1964年に東京で開催されたパラリンピックで美智子さまが果たされた感動秘話も紹介します。
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ディレクター:奥村健太・金澤佑太
プロデューサー:矢吹健一