BS放送記念日特集
「メディア地殻変動~アメリカ最前線からの報告~」
アメリカでは今、半世紀にわたって主役を演じてきた新聞とテレビという、
2大メディアの地盤沈下が激しさを増している。
その一因が、「インターネット」。
人々は、新聞を読まず、テレビも見ない。
すべて、インターネットの一次情報でことを終えている。
とりわけ、2年前の世界同時不況から、その凋落ぶりは顕著になっている。
広告は、一気に減りその行先はインターネットに流れ込んでいる。
そのあおりを受けているのが、“ジャーナリズム”である。
ジャーナリズムは、それをやるのに多くの人員と資金が必要だ。
そのため、真っ先にその波をかぶってしまった。
報道をめぐる状況は悪化をたどる。
伝統ある新聞社は次々とつぶれ、テレビも報道部門を縮小している。
金のかかる報道は、ますます厳しい状況に追い込まれている。
既に新聞のなくなった町では社会不安が募り、テレビ報道を縮小した地域では独自ニュースをやめ、地元の複数のテレビ局が共同取材で済ますというケースも出ている。
一方、ジャーナリズムをビジネスにしようと触手を動かすIT企業も出現。
これは、日本にとっても、対岸の火事といっていられない。
一体、“ジャーナリズムがなくなったら”、社会はどうなるのか?
アメリカで、その現状を追いかけた。
放送日 3月21日
第一部 「岐路に立つ新聞・テレビ」 第一部 19:10~
(間に10分間のニュース)
第二部 「ウエブジャーナリズムの未来」第二部 20:10~
弊社は、第二部を制作しました。