フジテレビ ザ・ノンフィクション
「オカン、ごめんな。~京 涙の修業物語~」
菊乃井本店はミシュラン三つ星を四年連続獲得し、
国内ばかりでなく世界からその味を求めてお客がやってくる。
毎年一流料理人になりたいと、
老舗料亭へ毎年料理人を目指し若者たちが多数やってくる。
大将の村田吉弘氏に憧れて料理人を目指していた
福井県出身の熊谷拡哉くん(20歳・2011年当時)は、
高校卒業後菊乃井の門を叩いた。
修業2年目に入った熊谷くんは念願の持ち場を任された。
水物と呼ばれるデザート担当だ。
担当者は、食材の仕入れから仕込み、
料理の完成に至るまですべてを任される。
その他に後輩の面倒や先輩の手伝いもする。
一流料亭ならではの料理への厳しい要求や仕事量の多さに悪戦苦闘する。
そんな熊谷くんの様子を横目に順調に仕事をこなす同じ修業仲間たち。
フランスからやってきた外国人にポジションを奪われ、
同期との競争に敗れ目的意識さえ失い始める。
夏休み。
福井県美浜町の実家に里帰りした熊谷くんは、
料理が好きになった原点を思い出す。
それは、女手ひとつで育ててくれた母との想い出。
忙しい母の喜ぶ顔が見たいと独学で料理を覚えたのだった。
菊乃井に戻った熊谷くんは母のためにともう一度頑張ろうと前を向く。
料理人としての心構えを説く大将の村田氏の姿や
熊谷くんを励まし勇気づける先輩などもいて、
ただ厳しいだけではない心温まる修業の姿がそこにはあった。
果たして熊谷くんは料理人として続けていかれるのか!?
夢を追いかける若者の奮闘を追いかけた。
この番組は現代の若者に大きなメッセージとなるに違いない。
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制作協力:メディア・ワン
制作・著作:フジテレビ