「私の面白い」を伝えたい
私は中国・マカオ出身です。日本の大学へ留学してきて、メディアでの表現について学びました。そのきっかけは、日本のアイドルの“推し”になったことです。「好きな人の歌詞を理解したい」「推しが出演した番組やドラマを日本語で観たい」。そんな思いを持って、高校時代に日本語学校に通い始めました。そして、日本語が徐々にわかるようになったことで、さらに日本のメディアに興味を持つようになり、留学することを決めたのです。
日本へ来て、一番困惑を感じたことがあります。それは、「面白い」という感覚が周りの友達と違うことです。友達とバラエティー番組について話すとき、「面白い」と思うツボが違うことが多くありました。逆に自分が面白いと思う動画を友達に見せても、「面白い」という感想をもらえないこともよくありました。文化の差異によって、「面白いもの」に対する感覚が違うのは当たり前ですが、それが日本での就職を考えていた私の悩みの種でした。
「『面白い』という感覚の違いをなくさないといけないのかな…」
そう考えていた私は、就職活動の際に「外国人の私の面白い」が「日本のテレビ業界」に受け入れられるのか不安を感じていました。しかし、メディア・ワンの説明会に参加したとき、私の不安は消えました。
「違いがあるからこそ『面白いもの』を作れる」
この一言で、私はこの会社なら文化の差異があっても、自分の武器として活用できると思うようになりました。これからはメディア・ワンで面白いものを「私の感覚」で伝えていきたいと思います。
「テレビの向こうに感動を」
写真や映像を使って、自分が見た景色を他の人に伝えたい。
これは、私が就職活動を通じて見つけた、私のやりたいことです。私は、小さい頃から写真撮影が好きでした。撮った写真を家族や友人に見せることによって、自分が見た景色やファインダーを覗いた時の感動を共有できるからです。写真や映像に関わる仕事をすることで、より多くの人に感動を届けることができると思い、映像製作の世界に飛び込みました。
私が通っていた大学では、6割強が院進学、残りの学生の就職先も機械系や情報系がほとんどであるため、写真や映像に関わる仕事がしたいという私はかなり異色の存在であったと思います。周りの同級生がIT企業やメーカーの説明会に参加して就職先を決めていく中、映像製作の業界にたどり着きました。メディア・ワンの説明会には、テレビ業界や映像製作について何の知識も持っていないから試しに話でも聞いてみるかという気持ちで参加しました。そこで私は、自分がやりたいと思っていることに「ドキュメンタリー番組の製作」という名前があることを知りました。
メディア・ワンを選んだ理由は、自分がやりたいことができるからだけではありません。
社員の方々が自分に興味を持ってくれていると感じたことが大きかったと思います。他の企業の面接では、パソコンでAI の質問に答えているように感じることもありましたが、メディア・ワンの面接では人との対話ができていると感じました。この会社であれば、自分がやりたいことに向かって取り組み続けられると思いました。テレビを通じて多くの人に感動を伝えられるように、メディア・ワンで新しい知識を吸収して成長していきたいです。
「知識欲を満たしたい」
三大欲求は、人間が生きるために必要なものです。そして知識欲は、人間が人生を楽しくするために必要なものだと思います。知識欲を、刺激したり満たしたり。そうやって、誰かの人生をちょっとでも楽しくしたい。そのついでに、自分の知識欲も満たせたら良いな。それが、私の就職活動の「軸」でした。
映像業界を選んだのは、それが私の知識欲の根源だからです。自分の知識欲が動かされたとき、そこにはいつも映像がありました。歴史とか科学とか、教科書で読んでも一つも面白くないのに、映像で見ると食い入るように見てしまうんです。そんな自分を思うと、映像以外の選択肢もなかったように思います。
メディア・ワンは、私の思いを真正面から受け入れてくれた会社です。振り返れば、「自分の知識欲を満たしたい」と話すことができたのは、ここだけでした。視聴者ナシでは成り立たない世界で、自分本位の話をすることが、はばかられたからです。なのに、説明会も面接も、自然と本音で話していました。それに気づいたとき、「ここじゃなきゃ嫌だ」と思いました。「ここじゃなきゃ、自分が望む仕事はできない」とさえ思いました。これから人のためにも、自分のためにも、映像を作っていきたいと思っています。
「テレビに携わる仕事がしたい」
そう思い大学入学を機に上京しましたが、アメフト部のトレーナーとして部活中心の日々を過ごしており、映像とは無縁の大学生活でした。
しかし、就職活動で自己分析を始めて「自分は何かを支える仕事が向いているのでは」と気づきました。たしかにアメフト部のトレーナーという仕事も、選手を「支える」立場。また、私は幼いときに父を亡くし、心にぽっかりと穴が空いた時期がありました。そのとき何気なくテレビをつけると朝の情報番組が流れていました。いつもと変わらない番組、いつもと変わらない出演者を見て、どこかホッとしました。今振り返ると、テレビに「支えられた」と感じた瞬間でした。そこで私は、番組を「支える」ことができる、番組制作会社への道を選びました。
就職活動中に様々な会社を見ましたが、メディア・ワンの雰囲気や社員のアットホームで明るい人柄に惹かれ、この会社に決めました。これから映像業界、さらにメディア・ワンで働く中で、誰かの心を動かすことはもちろん、観た方が少しでも「支え」になったと思ってもらえるような映像制作ができるよう、毎日少しずつ学んでいきたいと考えています。
「好奇心を大切に」
就職活動を進める上で、「好奇心」を大切にしていました。「見たい」「行きたい」「知りたい」といった好奇心は私に欠かせないものであり、常に持ち続けたいと思っています。そして自分の好奇心が刺激されるもの、自分の好奇心を揺さぶるものを探し求めた結果、映像業界に辿り着きました。自分の好奇心だけでなく、映像を通して人の好奇心を揺さぶることのできる可能性を感じ、この業界に入りたいと思いました。
私は大学で食肉の研究に取り組んできました。大学に進学するまでは、食肉は私たちの身近にあるもののはずなのにどこか遠い存在のように感じていました。それは食肉の生産現場、つまり屠殺や解体といった光景をそのまま映像で見せることが難しいからだと思います。私は食肉の生産について映像を通してもっと伝えたいと考えるようになり、それが映像業界を目指すきっかけともなりました。
数ある製作会社の中からメディア・ワンを選んだ理由は「一番働いている自分が想像できたから」です。この会社でたくさんの経験を積み、たくさんの人の好奇心を刺激する映像を制作していきたいです。
「映像の力に魅了されて」
テレビの世界は憧れが詰まっている。小さい頃、画面を観ながらそう感じていた。それと同時に自分とはかけ離れた別世界とも感じていた。
面白い映像や、スクープ映像、感動的な映像を通じて、私はテレビから多くの感情を与えられて育ってきた。特にスポーツ番組には常に釘付けで、学校から帰ってきてリビングで中継を観る日常が、最も幸せな時間だったとも言える。
スタジアムに行かなくても、画面を通じてまるで現地にいるかのような臨場感、感動や興奮を人々に届けられる「映像」の力をそこで初めて知り、自分の手で多くの人々に届ける側になりたいと強く思うようになった。
現代では、テレビではなくてもスマホひとつで、いつでもどこでも映像が観れるようになりつつある。自分が小さい頃に別世界だと感じていた場所に入り込んで、その世界で活躍できるようになるために、メディア・ワンという歴史と実績のある場所で日々成長したいと考えている。
「私の物語を作る場所」
就活中は「何か違う」という思いを大切にしてきました。
中学生のころから既にテレビ業界で働くことを思い描いていた私は、大学生活を通してその思いが強くなっていったので、就職活動もそのままテレビ業界に絞っていました。
しかしいざ説明会に行くと、会社によって制作番組や働く人の雰囲気が全く違い、会社ごとに自分とは「何か違う」と感じていました。その何かが一体なんなのか、しっかり考えることが自己分析や企業選びに繋がったと思います。
この業界で企業選びと同じように大切なのは、制作する番組のジャンルではないでしょうか。実は私はもともとバラエティ番組を志望していました。当時よく見ていた番組や影響を受けた番組がバラエティ番組だったからです。それがドキュメンタリーを志すようになったのはサークルでの経験が由来しています。イベントでテレビプロデューサーと対談した経験や、大学生を取材して動画配信をした経験から、熱意のあるところに人が集まるということを学びました。またこれらの経験の中で関わった人にはそれぞれ物語があり、その面白さを間近で感じながら人に伝えたいと思うようになりました。ドキュメンタリー番組を制作することは、日本中・世界中の無数にある物語を伝えながらも、伝えることを通して発見や冒険が積み重なり、私の物語を作っていくことができると考えました。私がドキュメンタリー番組を志すようになった理由です。
ドキュメンタリー番組の制作会社は他にもありますが、就職先をこのメディア・ワンに決めたのは人です。働き方に対する考え方や、一人一人の顔と名前をしっかり覚えて働ける距離感が私に合っていると思いました。そして何より選考中「何か違う」と思ったことがありませんでした。納得のいく就活にできたと思っています。今はこの会社を自分のホームにしてどんどん吸収していきたいです。将来は日々の糧になるような番組を制作したいと思っています。